騒音

　騒音レベルを予測するためのExcelソフトです。

基礎計算

　騒音に関する基礎的な事項を計算するExcelソフトです。

騒音距離減衰とパワーレベル

　「騒音距離減衰式」は、点音源、線音源および面音源など各種の騒音発生源について、距離減衰を計算し、騒音レベルを求めます。
　また、「騒音パワーレベル」は、騒音の測定結果からパワーレベルを計算します。

●	音源の種類	点音源、線音源、面音源
●	距離減衰	自由空間・半自由空間等の距離減衰式
●	閲　覧	騒音距離減衰式
		騒音パワーレベル
●	参考資料	「新・公害防止の技術と法規（騒音・振動編）」、
		産業環境管理協会

面音源の距離減衰式

　上記のような簡易な騒音距離減衰式では、予測点から面音源に降ろした垂線が面音源の外側にあると、計算の対象外となります。
　そのような場合でも、「矩形面音源の距離減衰式」は距離減衰を計算することができます。ここでは、垂直な面音源の場合だけを用意しましたが、水平な面音源も計算可能です。

●	音源の種類	矩形面音源（垂直面音源のみ）
●	距離減衰	矩形面音源の距離減衰式
●	閲　覧	矩形面音源距離減衰式
●	参考資料	「騒音・振動対策ハンドブック」、日本音響材料協会

回折減衰

　日本音響学会の「交通騒音の予測モデル」により、無限長障壁、有限長障壁、多重遮音壁、矩形断面障壁および単独建物など、各種の遮音壁による回折減衰量を計算します。

●	遮音壁の種類	無限長障壁、有限長障壁、多重遮音壁、矩形断面障壁、単独建物
●	回折減衰	前川チャートの近似式
●	閲　覧	回折減衰（ASJ）
		透過音を考慮した回折減衰
●	参考資料	「交通騒音の予測モデル”ASJ RTN-Model 2018”」、
		日本音響学会誌75巻4号

　ISO 9613-2「音響学一屋外の音の伝搬減衰、その2:一般的計算方法」により、単一障壁、二重障壁、建物などの回折減衰を計算します。

●	遮音壁の種類	単一障壁、二重障壁、建物
●	閲　覧	回折減衰（ISO）
●	参考資料	ISO 9613-2
		「音響学一屋外の音の伝搬減衰、その2:一般的計算方法」

反射音

　点音源、線音源および面音源の３種類について、建物や壁などの音の反射による騒音レベルを計算します。

●	音源の種類	点音源、線音源、面音源
●	反射音	スリット法
●	閲　覧	反射音（スリット法）
●	参考資料	「交通騒音の予測モデル”ASJ+RTN Model 2013”」、
		日本音響学会誌70巻4号

透過損失

　使用している壁の材質、構造および厚さ等から、透過損失を推算します。ただし、推算結果は正確なものではありませんので、参考程度に考える必要があります。

●	閲　覧	透過損失推算方法
●	参考資料	「新・公害防止の技術と法規（騒音・振動編）」、
		産業環境管理協会

室内室外への音の伝搬

　室内で発生している音の室外への伝搬や隣の室内への音の伝搬など、建物周りの音の伝搬を計算します。

●	計算内容	①室内から室外への音の伝搬
		②屋外から室内への音の伝搬
		③室内での音の伝搬
		④室間の音の伝搬
●	閲　覧	室内室外への音の伝搬
●	参考資料	「建築の音環境設計」、日本建築学会

空気吸収による減衰

　ISO 9613-1に示された方法により、空気の吸収等による音の減衰量を計算します。

●	閲　覧	空気吸収減衰量
●	参考資料	ISO 9613-1「Acoustics-Attenuation of sound during
		propagation outdoors-Part1:Calculation of the absorption of
		sound by the atmosphere」

地表面効果による減衰

　ISO 9613-2に示された方法により、地表面の影響による音の減衰量を計算します。

●	閲　覧	地表面効果減衰量
●	参考資料	ISO 9613-2
		「音響学-屋外の音の伝搬減衰、その2:一般的計算方法」

自動車走行騒音パワーレベル

　日本音響学会の「交通騒音の予測モデル”ASJ RTN-Model 2018"」に記載された計算式を用いて、走行する自動車１台あたりの騒音パワーレベルを計算します。

●	音源の種類	走行する自動車１台あたりの騒音パワーレベル
●	対象道路	道路一般部の平坦道路のみ、密粒舗装および排水性舗装
●	閲　覧	自動車騒音パワーレベル
●	参考資料	「交通騒音の予測モデル”ASJ+RTM Model 2018”」、
		日本音響学会誌75巻4号

予測計算

　騒音予測のためのExcelソフトです。

吸音率・透過損失

　建物等で使用している内壁や壁の材質、構造および厚さ等から、吸音率および透過損失を推算します。

●	閲　覧	吸音率
		透過損失
●	参考資料	笹尾博行「Excelによる音響解析入門」、空気調和・衛生工学
		第80巻第9号

施設騒音予測

　工場や事業所に設置されている施設から発生する騒音レベルを計算します。
　本ソフトは、建物内に設置された騒音発生源から建屋の外壁面における騒音レベルを計算する「屋内騒音予測」と、屋外の騒音発生源による騒音レベルを計算する「屋外騒音予測」の二つで構成されています。

●	音源の種類	点音源・線音源・面音源
●	反射音	スリット法
●	距離減衰	自由空間・半自由空間等の距離減衰式
●	回折減衰	無限長障壁、有限長障壁、厚壁、建物
●	超過減衰	空気吸収による減衰、地表面効果による減衰
●	予測範囲	特定の予測点およびメッシュ予測
●	コンター図（参考）
●	閲　覧	屋外騒音予測（施設騒音予測）
		屋外等価騒音予測（施設騒音予測）
		屋内騒音予測（施設騒音予測）
●	VBA代替	屋外騒音予測（施設騒音予測）
	ソフト	屋外等価騒音予測（施設騒音予測）
●	参考資料	「騒音・振動対策ハンドブック」、日本音響材料協会
		「交通騒音の予測モデル”ASJ RTN-Model 2018”」、日本音響学会

道路交通騒音予測

　日本音響学会の「交通騒音の予測モデル”ASJ RTN-Model 2018”」に示された予測方法を用いて、自動車の走行に伴う騒音レベルを計算します。
　道路端から200ｍまでの距離減衰を計算することができます。また、平坦道路左右距離減衰予測および平坦道路時刻別騒音予測は、道路の左右両端について距離減衰を計算することができます。

●	予測式	交通騒音の予測モデルASJ RTN-Model 2018
●	予測範囲	道路端から200ｍまでの距離減衰
●	距離減衰図
●	閲　覧	平坦道路左右距離減衰予測
		平坦道路時刻別騒音予測
		盛土道路騒音予測
		切土道路騒音予測
		掘割道路騒音予測
		高架道路騒音予測
●	参考資料	「交通騒音の予測モデル”ASJ+RTM Model 2018”」、
		日本音響学会誌75巻4号

駐車場騒音予測

　日本音響学会の「交通騒音の予測モデル”ASJ RTN-Model 2018”」に示された予測方法を用いて、駐車場を走行する自動車からの騒音レベルを計算します。

●	予測式	交通騒音の予測モデルASJ RTN-Model 2018
●	予測範囲	駐車場周辺の予測点とメッシュ
●	閲　覧	駐車場騒音予測
		駐車場等価騒音予測
●	参考資料	「交通騒音の予測モデル”ASJ+RTM Model 2018”」、
		日本音響学会誌75巻4号

建設作業騒音予測

　日本音響学会の「建設工事騒音の予測モデル”ASJ CN-Model 2007”」に示された予測方法を用いて、建設作業に伴い発生する騒音レベルを計算します。

●	予測方法	日本音響学会、ASJ CN-Model 2007
●	予測範囲	工事周辺の環境保全施設等の予測点およびメッシュ点
●	回折減衰	無限長障壁、有限長障壁、厚壁、建物
●	超過減衰	地表面効果による減衰
●	閲　覧	建設作業騒音予測
●	参考資料	「建設工事騒音の予測モデル“ASJ CN-Model 2007”」、
		日本音響学会誌

複雑地形の騒音予測

　山間部等の複雑な地形において、各種騒音発生源からの騒音レベルをISO 9613-2「音響学一屋外の音の伝搬減衰、その2:一般的計算方法」に示された予測方法を用いて計算します。

●	音源の種類	点音源
●	回折減衰	稜線等の地形による遮音効果の計算
●	超過減衰	空気吸収、地表面効果による減衰
●	予測範囲	特定の予測点およびメッシュ点
●	コンター図（例）
●	閲　覧	複雑地形騒音予測
●	VBA代替ソフト	複雑地形騒音予測
●	参考資料	ISO 9613-2
		「音響学一屋外の音の伝搬減衰、その2:一般的計算方法」

　尾根線（稜線）の位置と高さは、対象地域における国土地理院の数値標高モデル（DEM）から、稜線解析により算出します。

●	稜線（例）
●	閲覧	稜線解析
●	参考資料	バーロー著、安仁屋・佐藤訳『地理情報システムの原理』
		（古今書院）

Excelによる環境予測

騒音